Asia Fruit Logistica 2022 出展プロジェクト
2022年11月
初めての海外展示会出展
国内出展を経てバンコクへ!
NAX JAPANが取り扱う貨物の種類は「食品」「機械」「衣類」など多岐にわたる。中でも、生鮮貨物の取り扱いを得意とする輸送企業として新たな可能性を提案するために、当社は2022年11月にタイ(バンコク)で開催された国際出展イベント『Asia Fruit Logistica 2022』に出展した。
ー OVERVIEW ー
NAX JAPANはこれまでにも国内で開催された国際展示イベントに何度か出展参加している。直近では2021年11月にインデックス大阪で開催された「第5回 “日本の食品” 輸出EXPO」で、このイベントでは関西における物流倉庫の調査を視野に入れ、当社の輸送サービス発信を展開した。
また、2022年3月に幕張メッセで開催された「第47回 “FOODEX 2022 国際食品・飲料展”」、2022年6月に東京ビッグサイトで開催された「第6回 “日本の食品” 輸出 EXPO」では千葉県と成田市と共同で出展し、成田新市場を拠点とした農水産物輸出促進を支える「ワンストップ物流機能」などのサービスを発信。
いずれのイベントも世界中の輸出入者や生産者が出展・来場する国際イベントだが、今回は自社単独ブースとして初めての海外出展となった。
真のニーズをリアルに捉え、技術で応える
IoT、ビッグデータ、AIなどの技術革新が続くなか、顧客が真に求めているサービスを捉え提供するために、また国際物流企業という立場から日本の経済成長や社会的課題の解決に貢献するために何ができるか。NAX JAPANはDX認定事業者としてテクノロジーを駆使した変革に力を入れている一方で、多くのイベント来場者や他の出展者と実際に向き合い、真のニーズを聞き出すための場づくりとして展示イベントを活用している。そこで、本プロジェクトで活躍したメンバーのうち、役割が異なる3名に話を聞いた。
ー TEAM MEMBERー
濵野 春那 大阪営業所 営業・CSグループ
蓮見 直也 経営企画グループ デジタルソリューション室
和田 直己 NAX ASIA (THAILAND) CO.,LTD.
新たな価値を発信
生鮮品に強い輸送企業が提案するECプラットフォーム!
『Asia Fruit Logistica 2022』では、現在NAX JAPANが独自で開発しているECプラットフォーム事業の市場調査を行った。国際輸送のプロフェッショナルとしてのサービス発信と並行して、日本の農水産物をより世界に広めるための課題やリアルな反応を、世界中のバイヤーたちから拾い上げることが本イベントのミッションだ。
「当社のECサイトで取り扱う日本産の青果や加工品を来場者に試食してもらいました。その場でリアルな反応を見ることができますし、各国の食文化や食品ごとの味の傾向のお話も聞くことができました!」と楽しそうに振り返ってくれたのは、2021年の大阪出展も経験している濵野だ。普段カスタマー業務を行う立場から、輸送サービスに関する多くの相談を受け、当社のサービスを案内することも並行して行った。
立ち寄りやすいブースデザインを目指して
一人でも多くの来場者に立ち寄ってもらうためには、提供するサービスの質はもとより、ブースデザインを通してコンセプトをわかりやすくすることが必要だ。本イベントでのブース展開における発信内容は「ECプラットフォーム」と「輸送サービス」の二つに大きく分かれていたため、説明を聞いてもらうための空間づくりに重点が置かれている。
「低い丸テーブルとテーブルクロスにこだわり、その上に試食用の食品や飲み物をセットすることで、小さめのブースながらも解放感とおもてなし感を演出できる空間づくりを目指しました。」とデザイン担当でもある蓮見は語る。
また、自社の設備や機能をかわいいイラスト付きのパネルにして試食を楽しみながら見てもらい、必要に応じて説明も行った。明るさでは劣るがリラックス感を優先し、周囲と異なる白熱色の照明を使うなど、コミュニケーション型のブースにこだわったようだ。
イベントをバックアップしたタイ現地法人、NAX ASIAの活躍
NAX JAPANのイベントブースを表舞台とするならば、その裏側を支える役割を担ったのは現地法人NAX ASIAのスタッフたちだ。NAX ASIA代表の和田は、今回ブースで展開した試食品の輸送指示や管理、現地顧客のアテンドやイベントへの招致手配といったトータルマネジメントを行った。
「タイという国は輸入規制が厳しくその対応に注意を払いました。ブースプランニングに伴って変化していく展示品について、日本側と情報交換しながら、結果、スムーズに輸送することができて良かったです」と和田はイベントに向けての手配を振り返る。また、今回用意した試食品におけるタイ国での市場価値の調査や、既存の取り扱い業者をイベントブースに招致するなど、イベントに奥行きを与える貢献を果たした。
多くの提案、課題の発見を経てイベント終了
3日間に亘って開催された今回のイベント『Asia Fruit Logistica 2022』は、出展者約420企業に加えて、バイヤーと訪問者は約70カ国以上からトータル1万人を超え、無事に幕を閉じた。
展示イベントは事業を展開するうえでの手段のひとつにすぎないが、見込みの顧客と直接対面して宣伝できる「場」としての利用価値は高い。また、プロジェクトメンバーそれぞれの経験やアイデアが組み合わさり、新しい価値が生まれる場面が幾度となく生まれる点も利点として挙げられる。
かくして、海外展示会への初出展が無事に終了した。 この3日間で得られた「生きた情報」「リアルなつながり」は、「情報技術」を駆使して活用され、新たな可能性の追求に役立つだろう。
PROJECT STORY
No Passion,
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心待ちにしています。
ENTRY
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